妊婦

妊婦さんと青汁の深い関係

妊娠中、お母さんは赤ちゃんにしっかり栄養を送るため、普段よりも食事に気を付ける必要があります。その一方で、つわりやホルモンの影響により食事バランスが乱れてしまう期間でもありますよね。

赤ちゃんのために栄養を摂らなければいけないのに、食事が喉を通らない…と焦ってしまう方も多いと思いのでは。

そんな妊婦さんにオススメしたいのが青汁です。青汁なら食欲がないときでも飲むことができるし、野菜の栄養素をバランスよく摂ることができます。

とはいえ、青汁といってもさまざまなメーカーから発売されていて、原料や成分も多種多様。青汁ならどれでも良いわけではありません。 今回は、青汁の効果や妊娠中に飲むことのメリット、そして妊娠中に最適な青汁の選び方を紹介したいと思います。
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青汁の基礎知識

低コストで野菜の栄養素が摂れる青汁は主婦の味方!


青汁は、家庭でジューサーを使って作ることももちろんできますが、新鮮な野菜を毎日そろえるのは難しく、作る手間がかかる上に、金銭面の負担も大きくなります。

粉末タイプの青汁なら水に溶かすだけで簡単に作ることができますし、野菜価格の高騰などを気にせず安心して毎日飲むことができます。

 

青汁の栄養価は商品によって全然違う

青汁には、カルシウムや葉酸、鉄など、妊娠中に不足しがちな栄養素が含まれています。 また、便秘解消に効果的な食物繊維や、高血圧やむくみに効果的なカリウムも多く含まれます。妊娠中は酷い便秘やむくみに悩まされる方も多いので、まさに妊婦さんの味方ですね。

しかし、『この成分が含まれていれば青汁』という基準は特にないので、商品によって含まれる成分の種類や含有量は大きく異なります(中にはほとんど栄養素が含まれない粗悪な商品もあるのが現実です)

妊娠中に必要な栄養素が本当に摂れるのか、しっかり確認してから青汁を選びましょう。

 

「青汁はまずい」は昔の話

過去のCMやバラエティの罰ゲームで使われていたイメージから「青汁は苦くてまずいもの」と思っている方も多いのですが、最近の青汁は原材料や加工法が工夫され飲みやすいものが増えています。錠剤やゼリータイプなど形状も様々。

また、ヨーグルトや豆乳と混ぜるなど青汁のアレンジレシピも豊富なんです。青汁というだけで敬遠している方も、一度試してみるとイメージが変わるかもしれません♪

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妊娠中に不足する栄養素について

妊娠中に特に不足しやすい栄養素は、カルシウム・鉄・葉酸です。妊娠中はどんな栄養素もバランスよく摂る必要がありますが、特にこの3つは意識的に摂取しましょう。

 

鉄は血液を作るために必要だということを多くの方がご存知だと思います。特に妊娠中はお母さんの体から赤ちゃんへ栄養や酸素を届けるため、多くの血液が必要になります。それと比例して、鉄の必要量も普段より多くなるので、しっかり摂るように心がけましょう。

目安としては、 妊娠初期=13g
妊娠中期~後期=25.5g
の摂取が推奨されています。

妊娠していない女性の推奨摂取量は10.5gなので、中期~後期は普段の2倍以上の鉄を摂るように心がけた方が良いということです。

なせ妊娠中期から一気に鉄の必要量が上がるのかというと、この頃から母体は出産時の多量出血に備え、血漿(血液の液体部分)の量が大幅に増加します。しかし、赤血球の増加は血漿より少なく、結果的に血液が薄まったような状態となり、貧血を引き起こしやすくなってしまうのです。

妊娠中の貧血は赤ちゃんにもお母さんにも良いことはひとつもないので、早いうちから対処していきましょう。 関連記事 [st-card id=1168 ]

葉酸

葉酸は赤ちゃんの脳や脊髄、中枢神経系などといった神経管をつくるために必要な栄養素です。妊娠初期に葉酸をしっかり摂取することで、神経管閉鎖障害のリスクが下がるといわれています。

妊娠中の葉酸の推奨摂取量は480μgです。
これは、非妊娠時240μgのちょうど2倍。葉酸は熱や水に弱い水溶性ビタミンなので、食事で摂る他にサプリや青汁で補うと安心かもしれません。

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カルシウム

女性の人生の中で最もカルシウムが失われやすいといわれるのが妊娠から授乳中にかけて。この時期にカルシウムを多く失ってしまうと、閉経後に骨粗鬆症になるリスクもあります。

妊娠中のカルシウムの推奨摂取量は650mgと普段通りですが、もともと日本人はカルシウムの摂取量が基準に満たない方が多いといわれているので、意識的にしっかり摂るようにしましょう。

カルシウムと係わりの深いマグネシウムやビタミンDも一緒に摂取すると効果的ですよ。
(参照:食事摂取基準(2015))

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妊娠中の青汁の選び方4つのポイント

上でも少し触れましたが、青汁と一言でいっても原材料や原産地、栄養価など千差万別です。そんな中から妊娠中でも安心して飲める青汁を選ぶためのポイントをまとめました。

 

原材料

青汁の3大原材料といえば「大麦若葉」「ケール」「明日葉」です。青汁特有のあの苦~~~い味はケールのものです。なので、苦みが苦手な方は大麦若葉や明日葉が原材料の青汁がオススメです。

この3つの野菜はどれも栄養価が非常に高く、どれが1番と決めることができません。強いて言うなら、3つとも入っているものがベストです(笑)3つとも栄養バランスが微妙に違うので(大麦若葉は鉄が多め、ケールはビタミンC・βカロテン多めなど)、すべて摂れたらまさにパーフェクトではないでしょうか。

この3大横綱以外にも、最近ではカリウムが豊富な桑の葉、植物性の栄養を効率よく吸収できるユーグレナ(ミドリムシ)など、さまざまな栄養素を補える原料が使われています。

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原産国

製品が国産ではないことが、必ずしも安全性に問題があるとは言えません。

中国産の野菜でも輸入の段階で検査がされるため、農薬の使用量などは日本の基準に沿っています。ただし、中国国内で原料の調達から加工まで行われている場合には、日本の基準に沿った原材料が使われているかは定かではないと考えられます。

また、原材料として国外産の野菜を使っていても最終加工が日本国内であれば「国産」表示ができるため、国産原料にこだわりたい場合は「国産」ではなく「国内栽培」と明記されている製品を選びましょう。

 

添加物

青汁には原料として野菜以外の材料や添加物が使われている製品もあります。

青汁に使われる添加物として挙げられるのは、ビタミンC、難消化性デキストリン、甘味料(アスパルテーム、還元麦芽糖水飴、マルチトールなど)、増粘安定剤(ガラクトマンナン)、香料、保存料、着色料(クチナシ色素)などです。

添加物のすべてが赤ちゃんに影響を与えるとは考えられませんが、単純に野菜だけで作られた青汁の方が栄養価も高く、やはり余分なものはなるべく入っていない方が安心できますよね。

難消化性デキストリンやビタミンCのように栄養価を上げるために添加している成分もありますが、それ以外はなるべく添加物が少ない青汁を選びましょう。

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また、妊娠中に飲むのであれば、やはり原料の野菜に使われている化学肥料や農薬の残留が気になると思います。

農薬不使用、契約農家栽培などの表示のチェックも重要ですが、一番安全性が高いのは「有機JASマーク」がついている製品です。このマークは、2年以上農薬を使用していない畑で有機肥料を使って栽培された野菜が原料である証拠なので、目安にしてみてください。

 

栄養価

何よりも重視したいのは、やはり栄養価ですね。せっかく青汁を飲むのに、たいした栄養も摂れないのなら意味がないですよね(^^;

上で紹介した妊娠中に不足しやすい栄養素、カルシウム・鉄・葉酸が含まれる青汁を選びましょう。また、便秘が気になるかたは食物繊維や乳酸菌が豊富なもの、むくみが気になる方は明日葉原産のものやカリウムが豊富に含まれるものを選ぶようにすると良いですよ。

関連記事 [st-card id=1102 ] [st-card id=1237 ] [st-card id=1995 ] 一方で、摂取したくない成分もありますよね。妊娠中だとカフェインがそれにあたります。時々、飲みやすくするために抹茶や緑茶パウダーが入った青汁がありますが、それらには当然微量のカフェインが含まれます。妊娠中は避けた方が無難かもしれません。

 

妊娠中に飲むなら…オススメの青汁3選!

以上のポイントを踏まえて、妊娠中におすすめな青汁を3製品紹介します。原料や特徴を簡単にまとめたので、気になった製品があったらより詳しい情報を公式サイトなどで確かめてみてください。

 

3位:原料屋『有機とける青汁』

・原材料:有機大麦若葉・有機桑の葉・有機モリンガ・有機ケール・ヤエヤマクロレラ
・原材は料野菜のみの完全無添加
・有機JASマーク付き
・シェイカーなしでサッと溶けて飲みやすい
・3,456円/90g

国産の無農薬野菜を使用し、添加物も一切使用していない青汁です。名前の通り溶けやすさが特徴で、時間がない時でもすぐに飲めるところが良いですね。

 

2位:ドクターベジフル    『ドクターべジフル青汁』

・原材料:大麦若葉・トマト・キャベツ・ごぼうなど21種類
・残留農薬検査済み
・人工甘味料無添加
・3,500円/90g

原料野菜はすべて九州産のものが使用されています。21種類もの野菜が使われているので、深みのある野菜の味わいが楽しめますよ。また。人工甘味料を使用せず、黒糖を使っている点も嬉しいポイントです。

 

1位:サンスター健康道場    『粉末青汁』

・原材料:ブロッコリー・ケール・大麦若葉・明日葉・モロヘイヤ
・原材料は野菜のみの完全無添加
・100%国産野菜使用
・4,500円/300g

なんといってもサンスターの青汁の特徴は、その栄養価の高さ!青汁の3大原材料であるケール・大麦若葉・明日葉がすべて入っていることで栄養バランスが非常に良いんです。他の青汁と比べても、栄養価の高さはダントツです。

その一方で、野菜の味が強く飲みにくいという声もありますが、そんな方には豆乳&バナナを一緒に飲むレシピがオススメです。おやつ感覚で美味しく飲めますよ♪

栄養価だけでなく、国産野菜のみ使用していること、野菜100%で完全無添加なことも、妊婦さんにオススメできる理由です。

 

青汁で妊娠中に必要な栄養を上手に補給しよう!

野菜の栄養素をたっぷり含んだ青汁は、妊婦さんにとって心強い味方です。ちょっとした選び方のコツさえ分かれば、自分にピッタリの青汁を見付けることができますよ♪ 大変な思いをすることも多いマタニティライフですが、青汁の力を借りて快適に過ごせますように☆

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