一昔前まで、青汁というと苦くてまずいイメージで、商品自体もそれほど多くはありませんでした。けれども、今ではケールだけではなく大麦若葉や明日葉を主原料にした苦みを抑えたものや美容に特化したものなどいろいろな商品が販売されています。
そのため、いざ青汁を飲もうと思ったとき、どれを選んでいいのか迷ってしまう人も多いようです。
そこで、安心、安全な青汁の選び方について5つのポイントをご紹介しましょう。
1.原材料と栄養価
青汁の原材料として使われているのは主にケール、大麦若葉、明日葉の3つです。苦みはケール>明日葉>大麦若葉となっていて、どの原材料を使うかが、青汁の味に大きく影響します。
確認する方法は、パッケージに記載されている原材料名のところです。そして成分表でどのような栄養素が配合されているかも確認しましょう。原材料は使用された割合の高い順に書かれていることから左側に記載されているほど、多く含まれている成分となります。
また、どの青汁にも食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれていますが、商品によって配合の割合が異なり、それぞれ得られる効果もさまざまです。
たとえば、食物繊維が多ければ便秘の改善、ビタミン類が多ければ美肌やアンチエイジング、鉄分が多ければ貧血予防などの効果が期待できます。これらの確認もやはり成分表を参照すればわかるはずです。
2.添加物
青汁には無添加のものもあれば、少量の添加物を含んだものなどさまざまです。
一般的に添加物は、体に悪いイメージなので、避けたいところですが、ごく少量の場合は特に記載していない場合が多いようです。
もし成分表を見て添加物が前のほうに書いてある場合や使われている数が多い場合は、注意しましょう。主な添加物の名前は以下の通りです。
●甘味料
還元麦芽糖水飴(マルチトール)、マルトース(麦芽糖)、アスパルテーム、ステビア、アセスルファムK、スクラロース
●着色料
クチナシ色素、ベニバナ色素
●食物繊維
アガベ・イヌリン、ガラクトマンナン、キトサン
●酸化防止剤
酸素処理ルチン
●安定剤・粘着剤・乳化剤など
デキストリン、ステアリン酸
3.価格
青汁は効果を得るためには少なくても三ヵ月は続けたいので、コスト面が気になるところです。青汁の価格には幅があり、中には安価なものもありますが、やはり、あまりにも安いものは成分が気になります。相場は1ヵ月3000円ほどで、栄養価と安全性を考えるとこれより安いものは、注意が必要かもしれません。いずれにしても、お財布と相談して長く続けられるものがおすすめです。
4.飲みやすさ
青汁を長く続けるためには飲みやすさも重要なポイントです。今は、昔のように苦くてまずい青汁は陰をひそめ、飲みやすくおいしい青汁が多くなってきました。また、そのままでは飲みにくくても牛乳や豆乳、ジュースなどで割ることでおいしく飲めるものもあるので、自分が飲みやすいと感じる青汁がおすすめです。また、どうしても青汁独特の味が嫌だという人は粉末タイプではなくカプセルや錠剤タイプを選ぶとよいでしょう。
5.口コミや体験談
どの青汁も説明を読むとよさそうなので、飲んでみたくなりますが、全部を試すのは無理です。そこで、参考になるのが口コミや体験談です。実際に飲んだ人の感想は大変参考になりますね。もちろん、すべてをうのみにするのでなく、参考にしながら自分で判断することが大切です。