青汁と豆乳を一緒に飲むと効果は上がる?妊婦への影響は?

管理栄養士:横川
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青汁と豆乳は、美容や健康に気を遣う方から人気の高い飲み物です。中には、混ぜて一緒に飲んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、青汁と豆乳を一緒に飲むことで相乗効果は生まれるのか?それとも相性が悪いのか?ということ。今回は、そんな疑問を解決します!

青汁に含まれる栄養素


青汁は使われている原材料によって含まれている栄養成分に多少の違いがありますが、よく入っている大麦若葉はとても優れた栄養素の宝庫で、食物繊維はもちろんビタミンやミネラルも含まれています。体にとってうれしい抗酸化作用や解毒などが期待できるクロロフィルから酵素やポリフェノールなどがあります。

ほかのケールや明日葉など緑葉の緑黄色野菜も、食物繊維がありますし、ビタミンAやビタミンCは体を作る細胞に欠かせない成分で、活性酸素の増加を防ぐ働きがあり、健康の維持に役立つ成分です。不足しがちなカルシウムを補給し、塩分の排出を助けるカリウムも含まれています。

 

豆乳に含まれる栄養素


豆乳で注目される栄養成分は、大豆イソフラボンです。女性特有の悩み解決に役立つとして知っている人も多い栄養素で、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあります。ダイエットに役立つのが大豆たんぱく質で、消化吸収がゆっくりであるため、腹持ちがよく食べすぎや間食を減らしたいときに取り入れるようにするとよいです。

サポニンは抗酸化作用がある成分で、血中の中性脂肪やコレステロールが気になっている人におすすめの成分です。血管の健康が保たれるだけでなく、脂肪の蓄積を抑制する効果が期待できます。同じようにレシチンもコレステロールの排出に役立つ成分で、血管を強くするサポートをしてくれます。

 

一緒に飲むと効果は上がる?


青汁も豆乳も、偏った食事を行っていたり、食べる量を減らしてダイエットしたりしているときに不足しがちな栄養素を簡単に取り入れることが可能です。一緒に飲むことで成分の効果が弱まってしまうということがありませんし、かえって相乗的な効果が期待できます。

腸内環境が整えられ、血管内の脂質がコントロールされて流れがよくなることで、互いの栄養成分が体の隅々まで運ばれ、細胞ひとつひとつに届きやすくなるメリットもあります。

 

青汁+豆乳のアレンジレシピ食材と妊婦への効果


妊娠中は赤ちゃんへ優先的に供給される栄養素も多く、妊婦さんは慢性的な栄養不足に陥りやすくなってしまいます。なかなか食べられないときでも、ジュースであれば飲みやすく、青汁に豆乳を組み合わせることで、単体で飲むよりも体に必要な栄養素をアップして取り入れることが可能です。

味が苦手だという方が多い青汁も豆乳でマイルドになりますが、さらにアレンジして飲みやすくする方法があります。甘酒(米麹)は飲む点滴と言われるほど栄養成分が豊富で、はちみつは善玉菌を増やし、妊娠中の便秘解消にも役立つ食材です。バナナはすぐにエネルギーとして役立ちますし、カリウムが入っているため、高血圧予防にもなります。きなこは、大豆の粉末なので、たんばく質、イソプラボン、大豆レシチンなどが含まれ、骨の健康サポートに。黒糖もミネラル補給に役立ちます。

 

妊婦さんは豆乳の飲みすぎに注意?


よく妊婦さんが豆乳を飲みすぎるとよくないと聞いたことがあるかもしれません。これは、大豆イソフラボンがエストロゲンと似た働きがあることが理由で、過剰にイソフラボン(エストロゲン)が多い状態は胎児の成長に影響を与える可能性があると言われているからです。しかし、これは、サプリメントで大豆イソフラボンだけを過剰に摂るのは止めましょうと言われ、通常での食事でとる分では心配はないとされています。そのため、料理に使うことや、コップ1杯程度など、適量飲む程度は問題ありません。1つの食材に偏らずにいろいろ食べることを大切にしていきましょう。

参考文献
おなかすっきり! やせて健康になる 豆乳ヨーグルト/小林 弘幸 (監修), 小山 有希 (監修)/日本文芸社 (2015)
コレステロールにぐぐっと効く食事習慣/主婦の友社 (編集)/ 主婦の友社 (2017)
はちみつ日和 花とミツバチと太陽がくれた薬/前田京子 (著)/ マガジンハウス (2017)
骨活・筋活のススメ/太田 博明 (監修)/ 主婦の友社 (2017)
Dr.クロワッサン 食べて治す健康レシピ/マガジンハウス (編集)/ マガジンハウス (2017)
日本豆乳協会HP

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