いざ、青汁を飲もうと思った時、ふと「いつ飲めばいいの?」と疑問に感じたことがある人も多いはずです。たしかに青汁は体によいものなので、朝でも夜でもよいのですが、実は朝、昼、晩と飲むタイミングによって得られる効果も変わってくるのです。
朝に青汁を飲む
朝、起きてすぐに青汁を飲むと栄養補給はもちろん、便秘対策の効果が得られます。起きてすぐは、空腹なので入ってきた栄養素が吸収されやすい状態です。空腹の胃腸に青汁が刺激を与え、腸のぜん動を促進し、便のカサを増やしてくれます。また、朝食を食べない人でも朝食の代わりに青汁を飲むことでビタミン、ミネラル、食物繊維などの足りない栄養素を補給することができます。ですから、便秘に悩む人は、起き抜けに青汁を飲むのがおすすめです。
昼に青汁を飲む
昼に飲む青汁は普段の食事で十分な野菜を摂れていない人の野菜不足解消にピッタリです。特にお昼は忙しくて時間がないからコンビニ弁当やおにぎり、パンだけという人におすすめです。
夜に青汁を飲む
体重が気になる人はできるだけ脂質の吸収を抑えたいものです。青汁は野菜同様、たっぷりの食物繊維を含んでいるので、血中中性脂肪の吸収を阻害する効果があります。ですから、ダイエットを目的として青汁を飲むのなら、一番カロリーが高い食事の直前がおすすめです。つまり、夕食の前が最もダイエットに適したタイミングだといえます。
また、青汁の主原料である「ケール」には「メラトニン」という睡眠を促す成分が含まれています。メラトニンの分泌量が増えると、人は睡眠を促され、心地よい眠りにつくことができますが、不足すると不眠を招きます。就寝の1時間ほど前に青汁を飲めば、メラトニンの作用で眠りにつきやすくなるのです。もちろん、本格的な不眠症の場合は青汁では効果が薄いかもしれませんが、軽度の不眠症には、睡眠薬のような副作用の心配がないのでおすすめです。
食前や食中に青汁を飲む
青汁には食後の血糖値の上昇を抑える働きがあります。ですから、食前や食中に青汁を一緒に飲むと、青汁の食物繊維が糖質の吸収を緩やかにしてくれるのです。さらに食前に飲むことで食欲が抑えられるので食べ過ぎも予防できます。