日本では青汁が健康食品としてすっかり浸透していますが、実は海外でも不足しがちな栄養素を手軽に補えるものとして、注目されているのです。アメリカは日本よりはるかにこってりとした脂っこい食事が中心で「肥満大国」と言われています。添加物や油分、糖分が多く野菜不足に陥りやすい食生活のため、気軽に野菜の栄養を摂取できる青汁が注目されているのも納得できますね。「グリーンジュース」「グリーンカクテル」と呼ばれていますが、海外の青汁は日本のものとは少し違っているようです。どんなものなのか探ってみましょう。
海外の青汁の特徴
日本の場合、ケール、大麦若葉、明日葉などを主原料としたものが多いのですが、海外ではケールを使ったものは少なく、ほとんどが大麦若葉を使用しています。日本のようにお茶感覚というよりは、スムージーや野菜ジュースのような感覚で飲まれているようです。また、日本のように個包装ではなく、インスタントコーヒーのようにケースにまとめて入っています。価格も1杯あたり50円くらいと、かなり安いのが特徴です。
海外の青汁の成分
アメリカでは主成分が大麦で無農薬のオーガニック原料から作られているものが人気があります。成分はビタミン、カルシウム、ミネラル、食物繊維などです。海外の青汁は1つの原料に特化するというよりも、緑黄色野菜やハーブ、海藻、乳酸菌などをほどよくブレンドしたものが主流です。
購入方法
アメリカではスムージーや天然食品の専門店で青汁を扱っていることが多いようです。日本でも輸入食品を扱うお店やAmasonなどのネット通販で購入できます。
青汁の飲み方
日本では青汁は水、豆乳、牛乳などに溶かして苦みを軽減させ、朝食時に飲んでいる人が多いようです。一方、アメリカでは、フルーツジュースに混ぜて飲むのが主流で、お腹が空いた時におやつ代わりに飲まれています。
いろいろな海外の青汁
・アメリカ
よく飲まれているのは「Pro Greens」です。粉末タイプやカプセルタイプがあります。
・ヨーロッパ
人気があるのは「グリーンマグマ」です。日本の薬品会社が販売しており、ヨーロッパをはじめ、アジア、オセアニアなど世界36か国に出回っています。モンドセレクション金賞を3年連続で受賞しており、世界で最も有名な青汁だといえます。販売する国によって多少成分などが違っていますが、主原料が大麦若葉という点は同じです。この商品は日本人向けの仕様のものもあり、公式サイトの通販で購入可能です。
・オーストラリア
「Super Greens」と呼ばれる濃い緑色の青汁がよく飲まれています。