緑なのになぜ青汁?知られざるルーツと正しい飲み方をおさらい!

コラム
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青汁の存在を知らない人が「青汁」という名前だけを聞くと「青色の液体」だと思いがちですが、ご存知の通り青汁は緑色をしていますよね。考えてみたら緑色なのになんで青?と不思議に思うのは無理もありません。そこで、緑色なのになぜ青汁と呼ばれているのか、詳しく調べてみました。

 

青汁の起源

青汁の歴史は1000年以上と意外に長いようです。
平安時代の最古の医学書である「医心方」によると、当時は民間療法の1つとして、植物の葉っぱの汁を煎じて使っていたという記述があります。薬として飲んだり、患部にあてたりと広く利用されていたようです。そして、これこそが青汁の起源だといわれています。

 

名前の由来

太平洋戦争が起こると日本は食糧難となり、ほとんどの人が栄養不足に陥りました。
そこで、医師の遠藤仁朗博士が、当時手に入る野菜の葉や野草を使って、青汁を作ったのです。そして、「青汁」と命名したのもこの遠藤氏です。名前の由来は、当時、日本語では野菜のことを「青もの」と呼んでいたことだといわれており、初めは「あおしる」だったものがだんだんと変化して「あおじる」になったようです。遠藤氏の奥様が名付け親だという説もあります。そもそも、昔は「緑」という色の識別はなく、正確にいえば緑なのに青と呼ばれているものはたくさんあります。たとえば「青りんご」「青ねぎ」「青虫」「青菜」など…。これらはすべて、色の判別では緑ですが、青で呼ばれ、私たちは特に違和感なく使っているのですから不思議ですね。中でも最も有名なものとしては、信号があります。どう見ても緑ではありますが、「青」と認識されています。

 

運命の出会い

遠藤博士は、最初は大根やさつまいもの葉っぱ、野草などを使っていましたが、ついに現在の青汁の元になっている野菜「ケール」との運命の出会いを果たします。ケールの高い栄養価とバランスの良さに着目し、青汁のベースに決定したのです。

 

CMで知名度アップ

ケールには高い栄養価がある反面、苦くて飲みにくいという欠点があります。CMでの「まずい、もう一杯!」という言葉が注目されるようになると、青汁はまずいものとして一気に知名度を上げたのです。当時のバラエティ番組では、罰ゲームに青汁を飲まされることも少なくありませんでした。その後、味に関する研究が各メーカーですすめられ、現在はおいしく飲みやすい青汁がたくさん出回っています。そのため、一時期は健康よいのはわかっていても、なかなか手を出せなかった人たちが、健康補助食品として青汁を取り入れるケースも増えてきたようです。

 

知っておきたい青汁の4つの正しい飲み方&注意点


そんな健康のためにと年々飲んでいる人が増えている青汁。以前のように苦くて飲みにくい青汁は少なくなり、今は、抹茶風味など、苦みを抑えておいしく飲みやすいタイプも増えているため、愛飲者がどんどん増えています。けれども、青汁を飲むにあたって、気を付けるべき点がいくつかあります。すでに飲み始めている人はもちろん、これから青汁を飲もうと思っている人は必見です。

 

1)正しい飲み方をする

青汁には4つの形状があり、それぞれに正しい飲み方があります。明記されている通りに飲むことで青汁の栄養素をしっかり摂ることができるのです。

【液体タイプ】
液体なので野菜ジュースのようにそのまま飲む

 
【粉末タイプ】
お湯や水、牛乳、豆乳などで粉末を溶かす
 

【フリーズドライタイプ】
お湯で解凍
 

【サプリメントタイプ】
水またはお湯で飲む

 

2)決められた分量を守る

青汁の効果をより得たいがために記載されている分量より多く飲む人がいますが、これはNGです。多く飲んだからといって効果が高まるわけではないですし、場合によっては身体に悪影響を及ぼすこともあるのです。よく見られる副作用としては下痢、嘔吐、便秘、アレルギー、発疹などです。

 

3)青汁を飲めないケース

青汁は健康によい成分が含まれていますが、中には青汁を飲んではいけないケースもあるのです。もし、知らずに飲んでしまった場合、思いがけない症状が出ることもあるので注意が必要です。青汁を飲んではいけない人は、人工透析中の人、腎臓疾患や心臓病、脳の疾患を患っている人、血栓症、アレルギー体質の人などです。また、妊婦は特に注意が必要です。もともとアレルギーを持っている人はさらにひどくなったり、アレルギーがなかった人に出たり、胎児に影響が出ることもゼロではありません。

 

4)子供に飲ませる時

ほとんどの青汁は子供に飲ませても問題ありません。むしろ野菜嫌いの子どもには栄養素をたっぷり摂れるのでおすすめです。
子供に飲ませる時の注意点は2つ。1つは、1歳以下の子供に飲ませないこと。まだ胃腸が十分発達していませんし、免疫力も低いことから、避けたほうがよいでしょう。2つめは、量の調整。パッケージに記載されているのは、大人用の分量なので、子供には少し量を少なめに調整して飲ませることが大切です。

 
これらの注意点を守って青汁を飲むことでさまざまな健康効果が得られます。しかも、どれも難しいことではなく、当たり前のことなので取り組みやすいでしょう。

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