猛毒「ダイオキシン」
誰でも耳にしたことがある有害物質「ダイオキシン」。
ポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)の総称のことで、私たちを取り巻く環境の中にはごく微量ではありますが、ダイオキシンが存在し、非常に強い毒性を放っています。
主な発生源は、ゴミの焼却ですが、分解されにくいという特性から田畑や海の底泥に蓄積し、魚介類を通じて人体に入ってきたりします。
つまり、ダイオキシンは、大気中に散乱しているため、知らず知らずのうちに体に蓄積され、それを防ぐ手立てがないのが現状です。
ダイオキシンの動物実験から疑われている健康影響として発がん性、肝毒性、免疫毒性、生殖毒性などがあり、私たちの健康を脅かしているのです。危険な物質であるダイオキシンを少なからず摂取している私たちですが、実は青汁にダイオキシンを排出する作用が、キューサイと九州大学の研究によってあることがわかっています。
(参照:環境省 ダイオキシン対策)
青汁のデトックス効果
ダイオキシンの排出に必要なものは食物繊維と葉緑素。
福岡県保健環境研究所のラットによる実験では、食事に食物繊維と葉緑素を10%多く含ませたところ、通常の2.8倍、ダイオキシンを排出する効果が高まったということです。
葉緑素の解毒作用でダイオキシンを集め、食物繊維が便と一緒に体外に排出してくれるのです。
それなら、この食物繊維と葉緑素をたくさん摂取したいところですが、毎日の食事だけではなかなか十分な量を摂取できないのが現状ですね。
そこで、おすすめなのが青汁。青汁なら手軽に毎日、決まった量を摂取できるので、ダイオキシンの効率よい排出が期待できます。
(参照:公益財団法人 日本食品化学研究振興財団)
1杯で野菜不足をサポート
私たちの1日に必要な野菜量は350gだと言われていますが、実際、これだけの量の野菜を食べるのは困難です。
実際にどれくらい野菜が摂れているのか?平成27年の国民健康・栄養調査によると、成人の男性で約300g、女性では約290gしか野菜を摂取できていないという調査結果が出ています。さらに20代、30代だけで見ると約250gしかとれていないという結果。一日あたりの野菜の摂取目安が350gなので、個人差はあるものの約50g~100g不足しているということになります。
けれども、1杯で50~140gほどの野菜が使われている青汁を利用することで手軽に不足した栄養素のカバーに役立ちます。
さらにビタミンやミネラルなども豊富に含まれていることから、新陳代謝が高まり、デトックス効果の加速が期待できます。
青汁の中でも明日葉を主原料にしたものであれば、「カルコン」が老廃物を除去してくれるので、体の中からいらない物を排出する働きがより強くなります。
蓄積された毒素や老廃物は、目には見えませんが、だからこそ、毎日の青汁習慣でしっかりと体外に排出したいものですね。