青汁は手軽に足りない栄養素を補える飲み物として人気がありますね。また、そのままでもOKですし、牛乳で割ったり、料理に混ぜたりとアレンジも楽しめるので、飽きることなく続けられます。栄養不足の改善のほか、生活習慣病の予防、アンチエイジングなど、その効果はたくさんありますが、実は育毛にも高い効果を発揮することが分かったのです。なぜ、青汁が育毛と関係あるのか、不思議に思う人も多いと思いますが、これを読めば納得できるはずですよ。
女性ホルモンと大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは大豆、特に大豆胚芽に多く含まれる成分で女性ホルモン(エストロゲン)と同様の働きをすることから、植物性エストロゲンと言われています。そのため更年期障害や女性特有の体のトラブルの改善のために摂取することがすすめられています。とくに年齢を重ねた女性は閉経にともない、どうしても女性ホルモンの分泌が減ってしまいます。
ですから女性ホルモンと同様の働きが期待できる大豆イソフラボンを積極的に摂取することは大変よいことなのです。
また、閉経後の女性に限りイソフラボンをたくさん食べれば食べるほど乳がんになりにくい傾向にあります。
男性ホルモンと薄毛
男性は当然ですが男性ホルモン(テストステロン)を多く分泌することで、毛深く男らしい体つきになります。けれども、男性ホルモンは多ければよいというわけではありません。実は男性ホルモンは過剰に分泌されると抜け毛や薄毛を招くのです。このしくみを詳しく説明しましょう。
男性ホルモンの90%以上は「テストステロン」という物質でできており、これは、男らしい筋肉や体を作ってくれる反面、頭皮の皮脂を過剰に分泌させてしまいます。しかし、テストステロンは、毛髪の成分であるたんぱく質(ケラチン)の生成を阻害するため、たんぱく質が不足し、健康な毛髪が育たず、抜け毛や薄毛を招くというわけです。
また、テストステロンに5αリダクターゼという酵素がくっつくと「ジヒドロテストステロン」という物質に変化するのですが、これはわかりやすくいうと超がつくほど強力な男性ホルモンです。つまり、テストステロンよりはるかに皮脂を多く分泌するため、たんぱく質の生成を阻害するだけではなく、毛乳頭や毛根細胞の働きを低下させ、毛髪の成長を止めてしまいます。
薄毛対策なら「大豆イソフラボン入り」の青汁がおすすめ
女性ホルモンは、このテストステロンの分泌を抑制する作用があります。つまり、女性ホルモンと同様の働きをする大豆イソフラボンを摂取すれば、男性ホルモンの分泌を抑えることができるので、薄毛の予防につながるというわけなのです。
大豆イソフラボンが豊富な青汁
青汁に豆乳を混ぜるとマイルドで飲みやすくなるのはもちろん、大豆イソフラボンも同時に摂取できるので大変おすすめです。もともと大豆イソフラボンを配合した青汁もあるのでより手軽に摂取できますよ。
※子供や妊婦は特定保健用食品などの健康食品を日常の伝統的な食品(豆腐やみそ、納豆、煮豆)にさらに上乗せして摂取することは推奨されておりません。
大豆アレルギーの疑いのある方は個人差があるため、医師に相談し、その指示に従ってください。
●イソフラボン青汁プラス(ヴァーナル)
大麦若葉を主原料とし、大豆イソフラボンを配合。抹茶風味の飲みやすい青汁。
1箱/30包入り 3,086円(税込)
●本搾り青汁 大豆プラス(ファンケル)
国産ケールを主原料とし、有機大豆、オリゴ糖を配合。大豆のコクと甘みでまろやかで飲みやすい青汁。
1箱/30本入り 3,693円(税込)