体に悪いことはわかっていても、やめられないのがタバコ。長年吸っている人はすでにニコチン中毒になっているので、突然止めるのは難しいでしょう。喫煙することでストレスを解消したり、精神を安定させたりと生活の一部になっているという人もいます。健康への害を考えると本当は禁煙するのが一番ですが、どうしても止められないという場合は、青汁が強い味方になってくれるはずです。そこで、タバコにはどんな有害性があるのか、なぜ青汁がおすすめなのかについて詳しくご紹介しましょう。
喫煙がもたらす健康被害
血液ドロドロ
タバコを吸うと体に一酸化炭素を取り込みます。酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質をもつ一酸化炭素が入ってくると、酸素を運ぶ役割を持つヘモグロビンが一酸化酸素と結びついてしまい 、ヘモグロビンが酸素を運ぶのを邪魔してしまいます。するとより多くの赤血球を作ろうとして血中のバランスが悪くなり、血液がドロドロになるというわけです。
ビタミンCを破壊
タバコ1本吸うたびにナント25㎎ものビタミンCが破壊されます。ですから、いつもタバコを吸う人は常にビタミンCが不足している状態です。ビタミンCは、美白効果のほか、老化を防ぐ働きが期待でき、不足するとお肌の弾力が失われ、張りツヤのない老けた印象になってしまうのです。
寝起きの悪さ
喫煙者の多くは就寝前の一服がルーティンのようになっている人が多いようですが、実はこれが睡眠に大きな影響を与えています。タバコを吸うことでニコチンが体に入ると体は覚醒します。今から寝ようとしている人が覚醒してしまうとなかなか眠れなくなったり、熟睡できなかったりするのです。それが、朝、目覚めた時の疲労感や倦怠感を招く原因になっているかもしれません。
がんの誘発
タバコに含まれる成分「タール」には発がん性があります。喫煙によってタールが体に入ると正常な細胞を遺伝子レベルで傷つけてしまいます。普通は、多少細胞が傷つけられたとしても、修復できます。けれども、これには個人差があり、修復できなかった細胞はがん化してしまうことがあるのです。
喫煙者にも嬉しい青汁の栄養素と効果とは?
「葉酸」が血液サラサラに!
青汁に含まれる「葉酸」には細胞の再生を助け、赤血球作りを促す作用があるため、摂取することで血液をサラサラにしてくれことで知られています。葉酸は緑黄色野菜に多く含まれますが、水や熱に非常に弱いため、摂取が難しいといわれています。そこで青汁を飲むことでしっかりと葉酸を取り入れることができるので、血液サラサラ効果が期待できるのです。
手軽にビタミンCを補給
青汁1杯には約50mgのビタミンCが含まれています。タバコ1本吸うごとに失われるビタミンCは25mgなので、青汁を1杯飲めばタバコ2本分のビタミンCを補うことができます。
※青汁1杯のビタミンC量は商品によって異なる為、パッケージを確認しましょう。
カリウムが目覚めスッキリ!
就寝前の一服が止められない人には青汁がおすすめです。青汁には「カリウム」が豊富に含まれています。カリウムは脱力感を改善し、リンパの流れをよくして、目覚めスッキリに役立ちます。
食物繊維が発がんを防止
青汁に豊富に含まれる食物繊維には抗がん作用が期待できます。本来は腸の働きをよくしてくれる食物繊維ですが、腸が活性化することで、タールなどの発がん性物質を効率よく体外に排出してくれるのです。
もちろん、禁煙することが最も望ましいのですが、どうしても難しい場合は、せめて毎日青汁を飲むことをおすすめします。日々の積み重ねが5年後、10年後の健康に大きな影響を及ぼしますよ。