不眠症には青汁!?知られざるケールの安眠作用

健康
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今や国民の5人に1人は不眠症と言われるほど、年々増加の傾向にあります。誰でもたまには寝付きが悪い時や、夜中に目が覚めることはあると思いますが、それは普通のことです。
深刻な人は市販の睡眠導入剤を利用したり、病院で睡眠薬を処方してもらったり…。気になる人はさまざまな安眠グッズを活用して改善策をとっているようですね。けれども、薬を使うのに抵抗があるという人が多く、できれば薬に頼らずに快適な睡眠を手に入れたいと思っている人も結構いるのです。
そこでおすすめなのが青汁です。青汁は、栄養価が高く、美容や健康によいことはよく知られていますが、実は睡眠を促す作用も期待できるのです。
 

青汁の安眠成分


青汁の主成分の1つであるケールは、キャベツやブロッコリーの原種で、ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含んでいるほか、「メラトニン」という成分も含まれています。そして、これが睡眠と深く関わっているのです。
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メラトニンとは

メラトニンは、脳内で分泌されるホルモンの1つ。日中は分泌量が減りますが、太陽が沈むと分泌量を増やして眠りを誘うという作用を持っています。つまり、メラトニンが正常に分泌されれば、昼と夜の生活リズムの調整が可能だというわけです。また、メラトニンは、睡眠効果以外にも、免疫との結びつきも強く、たとえば、がん細胞を減らすことや、老化防止などにも働くことがわかっています。
 

メラトニンを増やす方法

メラトニンを増やすには、朝起きたら、まずは太陽の光を浴びることが大切です。それを合図にメラトニンの分泌が抑制され、14~16時間後に再び分泌されるようになっています。ですから、この合図のずれは、しっかりと脳が覚醒しない原因に。夜になってもメラトニンが分泌されず、眠れなくなるのです。
 

青汁から摂取

メラトニンを食事から摂取するのはとても大変です。なぜなら、食品に含まれているメラトニンはごく微量でからです。
多く含まれている食品としては、とうもろこしやお米、かいわれ大根、ヨーグルト、バナナ、明日葉、春菊、しょうが、トマトなどがあげられますが、やはりケールがダントツだといわれています。ケールはそのままでは苦すぎてとても口にできませんが、青汁なら、苦みも軽減され、とても飲みやすくなっているのでおすすめです。眠りが浅い、夜中に何度も目が覚める、なかなか寝付けないなどの不眠の症状がある人は、薬を飲む前に青汁を試してみてはいかがでしょうか。
 

参考文献
・調べよう!実行しようよいすいみん3- これでばっちり!みんなのすいみん/神山潤 (監修)/岩崎書店(2014)
・読むとわかるメラトニン/樋口 輝彦 (監修)/同文書院 (1997)
・なぜ、胃が健康だと人生はうまくいくのか/江田証(著者)/学研パブリッシング (2013)
・夜中にラーメンを食べても太らない技術~男のための[食べやせ]革命~/伊達 友美 (著)/扶桑社 (2008)
・「能力開発」の基本が身につく本/松本 幸夫 (著)/成美堂出版 (2002)
・100歳を可能にする時間医学: 老化と寿命の謎を解く/大塚 邦明 (著)/エヌティティ出版 (2010)

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