青汁がマズイと感じる原因【苦み】の正体は?

コラム
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青汁といえば「苦い」というイメージが浸透していますね。
あの濃い緑色が何となく野菜や苦みを連想させる青汁。また「まずい!もう一杯!」というCMが強烈なインパクトを与えたこともあるでしょう。
「青汁は苦いからこそ、体によい」というイメージがあり、苦味が強い青汁が残っている中で、最近では苦みが苦手な方のために苦くない青汁も増えてきて、子供でも飲みやすいものが目立ちます。

この青汁の苦みの正体はいったい何なのでしょうか。また、嫌がられる苦みの成分をなぜ入れる必要があるのでしょう。
こちらでは、青汁の苦みの正体について調べてみました。
 

苦みの正体はどの原材料?


青汁の原材料といえば「ケール」「明日葉」「大麦若葉」が主流ですが、ひと昔前までは、ほとんどが「ケール」から作られていました。
実はこのケールは苦みが強く、明日葉や大麦若葉には苦みはほとんどありません。ですから、苦い青汁はケールを主原料としているものが多いのです。
最近は苦みを和らげるため、ケールだけではなく他の原料をブレンドしたものも増えており、苦みを抑えて飲みやすい工夫がされています。
 

苦みの元『ケール』ってどんな植物?


もともと地中海沿岸に生息するケールは、ブロッコリーやカイワレと同じアブラナ科の野菜です。キャベツの祖先にあたり、現地ではロールキャベツなどに使われていますが、日本人にはやはり苦みが合わなかったため、広がらなかったようです。
それが、食料難の時に日本人博士、遠藤氏によって、栄養を摂る飲み物の原料として広がり、日本でも栽培されるようになったのです。豊富な食物繊維やビタミン、ミネラル、カリウム、マグネシウムなど、多くの栄養素を含んでいることから「野菜の王様」と呼ばれています。

(参照:株式会社遠藤青汁高知センター
 

ケールの苦み成分と効用

ケールの苦み成分は「スルフォラファン」。
強い苦みを持つため配合するとどうしても苦くなってしまいますが、ただ苦いだけの成分ではなく、高い解毒作用や抗酸化作用があります。
肝臓の解毒酵素に関わり、肝機能を高めてくれるという作用を持っています。ですからアルコールをよく飲むという人は、ケールを主原料とした苦みが強い青汁がおすすめです。
さらにガン予防の効果も認められているため、健康や美容のための青汁には欠かせない成分なのです。
 

二重苦?ケールには辛み成分もあった!

強い苦みを持つため配合するとどうしても苦くなってしまいますが、ただ苦いだけの成分ではありません。高い解毒作用や抗酸化作用が期待でき、肝臓の解毒酵素に関わり、肝機能を高めてくれるという作用を持っています。
ですからアルコールをよく飲むという人は、ケールを主原料とした苦みが強い青汁がおすすめです。
さらにガン予防の効果も認められているため、健康や美容のための青汁には欠かせない成分なのです。
 

青汁の苦みを緩和する飲み方


苦みを少しでも和らげたい人におすすめの飲み方としては、レモンやはちみつを合わせるのが、メーカー側も推奨している飲み方ですが、最近は、さらにおいしく飲める方法が広まっています。
たとえば、牛乳。抹茶オレのようなイメージで、牛乳が味をマイルドにして、苦みが緩和されるのです。さらに、ヨーグルトに混ぜると乳酸菌が一緒に摂れるので、腸内環境を整える効果も期待できます。フルーツジュースもほどよく苦みが消せますし、フルーツの栄養も摂れるので、子どもでも飲みやすいと評判です。
 

ケール入りでも飲みやすい!苦くない青汁


主原料をケールではなく、明日葉や大麦若葉にした青汁は苦みが弱く、飲みやすいのが特徴です。中には、これら2つとケールをブレンドしたものも多く、飲みやすい青汁の主流となっています。
苦くて飲みにくい青汁はどうしても長く続けることができません。どうせなら、美味しく長く続けられる青汁を選びたいものですね。
以下では飲みやすいケール入りの青汁を紹介します。
 

「サンスター 粉末青汁」

ケールだけではなくブロッコリー、明日葉、大麦若葉、モロヘイヤをバランスよく配合しているため、その高い栄養価が特徴です。ケールの栄養もしっかり摂れて、飲みやすい青汁として人気があります。
また、1包の容量が10gと多く、栄養素も、食物繊維は3.6g、カルシウムは97.3g、マグネシウムは17.5mgも含まれており、これは他の青汁の相場の2倍以上にあたります。
ただし、ケールが入っているため、少し苦みを感じる人もいるようです。そんな人には水ではなく牛乳や豆乳で作ることをおすすめします。

※青汁の栄養素量は、各メーカーに問い合わせた上で掲載しております。
 

「ファンケル 本搾り青汁」

ケール100%でありながら、その苦みを抑えた飲みやすさに人気が集まっています。その秘密は独自の栽培方法。「ミネラル農法」で育てられたケールはえぐみの原因である「硝酸態窒素濃度を大幅に減少されているため、心地よい苦みなのが特徴です。その一方で旨みや甘みを感じさせるアミノ酸の割合が大幅にアップしているので、ケールを主原料とした他の青汁と比べても青臭さや苦みを感じにくいというわけです。

(参照:ファンケル)
 

参考文献
・スーパーフード事典 BEST50: 栄養素、効能、おいしい食べ方がわかる/斎藤 糧三 (監修)松村和夏 (料理)/主婦の友社(2016)
・食材健康大事典/(監修)五明 紀春/時事通信社(2005)

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